vinyl house

(JP) 素材:映像、写真、ビニールシート、発泡スチロール、ブラウン管、骨、etc...
会場:Arai Associates(錦糸町)
会期:2018.4.7(sat)-5.13(sun)
伊藤久也・太田遼・武政朋子による企画展
撮影:松尾宇人・伊藤久也
(JP) 伊藤久也、太田遼、武政朋子による企画。
各々の作品をただ持ち寄る事や共同で1つの作品を作る事ではなく、全員が全体に関わりつつパートごとにディレクターを設けるEach Direction System(EDS)制度を考えた。
3作家はフィールドワークや映像撮影などの実験を繰り返し、様々な状況を共有したり、交換をした。
それらの作業を重ねるうちに薄ぼんやりと見えてきたものは、「経験しなかったこと」「選択しなかったこと」への不穏さと憧れだった。
この展示は、その霧がかった状態を直視し、動き続ける時間や空間、思考を追いかける実験の末に出来上がったものである。


ビニールハウスの中の人へ
目の前をよぎったんだ。
だけど、私はあなたを見ていなかった。
あなたを見ていただけで、光を背に動くあなたを認識しただけ。
あなたをみたいと思って、想像してみたりした。
でも、きっとすぐに忘れてしまう。
私たちの間には、いつも隔たりがある。
そしてお互いに、特定されること無く
世界は続いていく。
どうぞ、お元気で。
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