BLOG

2017-2019-2049

2017年11月27日 | memo note exhibition-2 movie

2017があと少しで終わりという事実に非常にビビる。
子供の頃、大人達が口を揃えて言っていた謎の感嘆を自分で発してしまっている。
特に夏以降、下半期があっという間だった。
2017の下半期はほぼawaiでの展覧会にまつわる事に費やした。かなり充実した時間だったし、松本の街の記憶や多くの出会いは何物にも変えがたい。だが、何せ早い。

 

もう2018という事は、2019も間近!2019のLAが現実に!と待ちわびていたが、その前に2049が作られてしまい、2019は過去になってしまった。その悲しみを抱えつつ2049を観賞。決して嫌いになれない良い作品だったが、解説を観ている気分にもなってしまった。ヴィルヌーヴはやはり真面目、超真面目。
その真面目さは、僕らが観たかったものだったのだろうか。

 

下半期は横トリやサンシャワーなど大きな企画展をいくつか観た。ヨーロッパに行けなかった為、国内の企画は観なければと思い大小個展グループ展と色々巡った。
本当に行って良かったと思える素晴らしい展示もあったし、そうではないものも。国際展などの大型企画展ほど何かの解答としての作品というような傾向が強いようにみえた。問いかけや謎ではなく答えを欲している時代の反応ならば、自然な事なのかもしれない。2049と同じ現象だ。分野に限らずやはり時代の問題か。
美術というよりはジャーナリズムじゃないかと思える作品をたくさん見ると疲れる。政治的メッセージが主体となるコンセプトならば、作品としての物質は手芸的な存在ではないか?
言葉ではなくモノとしての面白さを追求した結果をもっと見てみたい。
2018最初の展開は、個人ではなく3人の共作的に進める予定。モノはどう転がっていくだろうか。
仲間同士で褒め合うような最も恐ろしい状況にだけはなってはいけない。自分への課題だ。言葉の通じない国でも作品は観られなきゃならないのだから。